人間が人間を差別する理由
差別には、様々なものがあります。
国籍、人種、障害者、性別、等。
ほとんど、生まれながらに備わったもので、
本人には、どうしようもありません。
人種でいえば、欧米でのアフリカ系やアラブ系の人。
障害者に関しては、ネット上で差別発言が多くみられます。
性別だと、特に年配の方にありがちな、女性に対するもの。
国籍、人種、障害者に関する差別の共通点として、
被差別者が少数派であることがあげられます。
そして、差別する側と、される側がはっきり区別できます。
被差別者達を叩いても、被差別者達から反撃される恐れが
数の論理から考えて少ないのです。
「あいつらのせいで、俺等は不幸なんだ。」
「あの人たちは、不当に優遇されてます。」
そういって日々のストレスを抱えた人が、
安心して攻撃できる対象を探す。悪者を探す。
ある意味仕方のないことかもしれません。
自分の不幸を誰かのせいにして、不満をぶつけないと、
生きていけない人も居るでしょう。
ただ、それでいいとも思いません。
差別される側には、何の責任もないのです。
生まれたときからそうだったのですから。
どうすればよりよい世の中になるのか、
それとも、このままの世の中に甘んじるのか、
答えは出ません。