AIが政治を担う未来世界

出生前診断が義務化され、社会にとって

有害とされる因子を持つ受精卵は破棄される。

定期的に社会適合性テストが実施され、

下位、数パーセントは、隔離される。

精神的ストレスの高い職業は

アンドロイドに取って代わられる。

 

こういう未来が、

ユートピアか、ディストピアかは意見が分かれるでしょうが、

怖がって思考停止になるのも、

面白がって、無批判に突き進むのも問題。

AIにどんな価値観を組み込むのか、

何を優先事項とさせるのか、

AIを作る際に大きな問題になってきそうです。

冒頭にあげた未来は、基本的人権を軽視し、

功利主義的なAIが政治を担った場合の予測ですが、

そこに恐怖を覚えたなら、思いやりにあふれたAIを

設計すればいいわけです。

 

私は、AIは政治家に向いていると思っています。

聖人君主は、存在しません。

政治家は、自己の保身やイデオロギーといったものを

政治に挟みがちです。

故に、私利私欲のないAIのほうがよほど優秀な政治家に

なると考えます。

 

ただ、既得権益を持つ政治家が、その座をAIに譲ることは

ないでしょうけど。