高畑裕太とメディア
ワイドショーのゲス加減には、軽蔑の念しかないので、あえて
書きませんが、ニュース番組に関しても問題があると思ったので、
そのことを書きます。
殆どの人が知ってると思いますが、
高畑裕太氏は俳優で、女性を強姦しました。
で、このほど、示談が成立し、不起訴に。
この一連の事件、高畑氏個人の資質の問題として、
扱うのではなく、強姦の問題として大枠で捉え、
さらに広げるなら、女性差別、女性蔑視として、
日本の男性の意識の根底にあるものをえぐっていく
必要があるのではないでしょうか?
私は、主要新聞を五紙とるような、情報収集家ではないので、
限られたメディアからの情報ついて述べることを、
予め断っておきますが、
この件に関連し、強姦について考察したメディアは、
少数ではないでしょうか。
多くは、「人気俳優、二世タレントのスキャンダル」
程度の扱いです。
メディアはもっと、被害にあった女性が、報復を恐れて、
もしくは、裁判の場で生々しい状況を語らねばならないことに
強烈な忌避感を抱いて、「示談」に至ること、に
想像力を巡らせる必要があると思います。
「どうせカネ目当てだ」などという、下衆の勘ぐりを
視聴者に広めないために、メディアは興味本位の報道ではなく、
市民の意識調査、社会に埋もれた問題の考察、追跡取材を行い、
社会をよりよくするための報道を行って頂きたい。